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佐賀情報セキュリティ研究所
長年のシステム開発経験と情報セキュリティに関する深い知識を活かし、お客様のビジネスを強力にサポートいたします。Webシステムの開発、業務システムの構築、セキュリティ対策、Excel作業の効率化など、ITに関する様々な課題を解決いたします。まずはお気軽にご相談ください。お客様の状況を丁寧にヒアリングし、最適なソリューションをご提案いたします。特に、中小企業様や個人事業主様で、IT人材が不足している場合や、セキュリティ対策に不安がある場合は、ぜひご検討ください。貴社のビジネスの成長をITの力で加速させます。
初めの一歩
組織の情報セキュリティ対策
全社員向け情報セキュリティ教育、標的型メール訓練、ポリシー周知、アクセス権限管理、内部不正防止、物理的セキュリティ、報告体制構築など、セキュリティ強化に向けた取り組み。最小権限原則に基づき、退職・異動時の権限調整やログ監視を徹底し、情報漏えい時の迅速な対応。 また、デスク周りの清掃やIDカード着用の徹底など、社員の意識向上とセキュリティレベルの向上。など基本的なセキュリティ対策の徹底から。
組織の情報セキュリティ対策の一覧
- 1⃣ 教育・研修の実施
- 全社員を対象にした情報セキュリティ教育(入社時・定期的)
- 標的型メール訓練(疑似フィッシングメール訓練など)
- パスワード管理やSNS利用に関する啓発
- 2⃣ セキュリティポリシーの周知徹底
- 情報セキュリティ基本方針や行動規範を策定し、社員に理解・遵守させる
- 守秘義務や持ち出し制限のルール明文化
- 3⃣ アクセス権限の適正管理
- 「最小権限の原則」に基づく権限設定
- 退職・異動時の迅速な権限削除や変更
- 4⃣ 内部不正防止の仕組み
- 職務分掌(業務を分担して不正を防止)
- ログ監視や操作履歴の定期的確認
- 懲戒規定の整備と周知
- 5⃣ 物理的・行動面での注意喚起
- デスク周りのクリーンデスク(書類放置防止)
- 来訪者管理・IDカード着用の徹底
- USBメモリなど外部媒体の利用制限
- 6⃣ 情報漏えい時の報告体制の確立
- インシデント発生時の報告フローの明確化
- 初動対応訓練の実施
これらの事項をよく認識し、継続的な社員教育及びセキュリティ対策の見直しを行っていくことが重要です。
個人情報保護
個人情報保護に関する主な対策
個人情報保護の対策は、漏えいや不正利用を防ぐために「組織的・人的・技術的・物理的」の4側面から行うことが重要です。組織的には、個人情報保護方針の策定や管理体制の整備を行い、人的には従業員教育や守秘義務の徹底で意識向上を図ります。技術的には、アクセス制御や暗号化、ログ管理などで不正アクセスを防止し、物理的には入退室管理や書類の施錠保管、不要情報の確実な廃棄を実施します。これらを総合的に実施することで、個人情報を安全に管理し、信頼性の高い組織運営を実現します。
個人情報保護に関する主な対策
- 1⃣ 組織的対策
- 個人情報保護方針(プライバシーポリシー)の策定と公開 → 個人情報の取得・利用・提供・保管方法を明確化
- 個人情報取扱責任者の任命 → 管理責任を明確にする
- 取り扱いルールの文書化・周知 →「取得目的外利用禁止」「持ち出し制限」などの規定
- 委託先管理 → 委託契約書に守秘義務や再委託制限条項を明記
- 2⃣ 人的対策
- 従業員教育・研修 → 個人情報の重要性や取り扱いルールを定期的に教育
- 誓約書の提出 → 守秘義務・情報漏えい禁止を明文化
- 退職者への機密保持の徹底 → 退職時にも情報持ち出しや使用を禁止
- 3⃣技術的対策
- アクセス権限の制御 → 必要な社員だけが閲覧・編集できるようにする
- 暗号化 → 通信やデータベース内の個人情報を暗号化(SSL/TLS、AES等)
- ログ管理 → 個人情報へのアクセス履歴を記録・監査
- マルウェア・不正アクセス対策 → ファイアウォール、ウイルス対策ソフトの導入
- データ消去の徹底 → 廃棄時には復元不可能な方法で削除
- 4⃣物理的対策
- 入退室管理 → 個人情報を扱うエリアへの立ち入り制限
- 書類・媒体の保管管理 → 鍵付きキャビネットで保管、不要書類はシュレッダー処理
- PC・USB等の持ち出し制限 → 私物端末・外部記録媒体の使用禁止
これらの特徴を持つ WordPress ブロックテーマは、WordPress のサイト構築をより柔軟で直感的に行うための新しい形式のテーマです。また、WordPress テーマ「REALIZER」は、英語のみならず日本語での WEB サイト構築を念頭に置いて開発されたブロックテーマです。
WEBアプリケーションの脆弱性対策
自社WEBシステムの安全な構築と脆弱性対策
安全な自社WEBシステムの構築には、設計・実装・運用の各段階での対策が重要です。設計段階では認証・認可や暗号化、エラーハンドリングを適切に行い、実装段階ではSQLインジェクションやXSSなど主要な脆弱性を防止します。運用面ではソフトウェア更新やログ監視、バックアップを徹底し、WAFやHTTPSなど技術的防御も行います。さらに、開発者教育や権限管理などの人的・組織的対策を通じて、継続的に安全性を維持することが求められます。
自社WEBシステムの安全な構築と脆弱性対策の要点
- 1⃣ 設計段階でのセキュリティ対策
- 原則:セキュリティ・バイ・デザイン(Security by Design)
最初からセキュリティを設計に組み込むことが重要です。
項目 対策内容 認証・認可設計 ロールごとのアクセス制御(RBAC)、多要素認証(MFA)の導入 セッション管理 セッションIDの漏洩防止(HTTPS、Secure属性、HttpOnly属性)、タイムアウト設定 データ設計 パスワードはハッシュ化(bcrypt, Argon2等)して保存、個人情報は暗号化 エラーハンドリング エラーメッセージにシステム情報を含めない(例:SQL構文エラーを表示しない) ログ設計 不正アクセス・操作履歴の記録と監査ログの分離保存 - 2⃣ 実装段階での脆弱性対策
- 主な脆弱性と対策例
- 3⃣ 運用段階でのセキュリティ対策
- 継続的なセキュリティ維持が重要です。
- 4⃣ 技術的対策の具体例(実装・インフラ)
- 5⃣組織的・人的対策
- 6⃣参考:OWASP Top 10(Web脆弱性の代表格)
- 7⃣まとめ
- 安全な自社WEBシステムを構築するためには:
- 設計段階からセキュリティを組み込む(Security by Design)
- 開発中は脆弱性の「再発防止」を意識
- 運用中も継続的に更新・監視・診断を行う
| 脆弱性 | 概要 | 主な対策 |
|---|---|---|
| SQLインジェクション | 入力値がSQL文を改ざん | ORMやプリペアドステートメントの利用、入力値のバリデーション |
| XSS(クロスサイトスクリプティング) | 悪意のあるスクリプト実行 | 出力時のエスケープ処理、HTMLテンプレートの自動エスケープ設定 |
| CSRF(クロスサイトリクエストフォージェリ) | 他サイト経由で不正リクエスト送信 | CSRFトークンの発行・検証、Refererチェック |
| ディレクトリトラバーサル | ファイルパスの不正操作 | パス正規化・固定化、ユーザー入力をファイルパスに使わない |
| セッションハイジャック | クッキー盗難などによる乗っ取り | HTTPS通信、Secure/HttpOnly属性付与、IP/UAチェック |
| 不適切な認証 | 簡易的なパスワード認証のみ | MFA導入、パスワードポリシー強化 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ソフトウェア更新 | OS・ミドルウェア・フレームワークの定期アップデート |
| ログ監視 | 不正アクセス・エラー増加の監視とアラート設定 |
| バックアップ | 定期バックアップ・災害復旧(DR)計画の策定 |
| セキュリティテスト | OWASP ZAPなどによる脆弱性診断、ペネトレーションテスト |
| 権限管理 | アカウントの定期棚卸し、不要アカウント削除 |
| 分類 | 具体策 |
|---|---|
| 通信の安全性 | HTTPS/TLS化(Let’s EncryptやAWS ACM等の利用) |
| APIセキュリティ | JWTやOAuth2による認可、APIキーの管理 |
| インフラ | WAF導入(AWS WAF, Cloudflareなど)、Firewall設定 |
| サーバ構成 | rootログイン禁止、SSH鍵認証化、不要ポートの閉鎖 |
| CI/CD環境 | 自動テストにセキュリティスキャン組み込み(GitHub Actions + Trivy等) |
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| 社内教育 | 開発者・運用担当者へのセキュリティ研修 |
| 権限分離 | 開発・テスト・本番環境の明確な分離 |
| インシデント対応体制 | 侵入・漏洩時の対応手順書(CSIRT)整備 |
| 外部監査 | 第三者によるセキュリティレビューや診断 |
| 項目 | 内容(簡易要約) |
|---|---|
| A01 | アクセス制御の不備 |
| A02 | 暗号化の不備 |
| A03 | インジェクション |
| A04 | 不安全な設計 |
| A05 | セキュリティ設定ミス |
| A06 | 脆弱なコンポーネント利用 |
| A07 | 認証の不備 |
| A08 | 不十分な監査・ロギング |
| A09 | サーバーサイドリクエストフォージェリ(SSRF) |
| A10 | 不適切な入力検証・データ漏えい |